社員の声

学生の頃からMD(マーチャンダイジング)に興味があり、あらゆる分野の最新商品に携われる家電量販店に勤めていました。当時はデジタルカメラが普及し始めた頃で、デジタルカメラの仕入れ・販売促進を担当していました。デジタルカメラは普及し始めた頃、50万画素や100万画素程度のL版写真にするのが限界の性能しかありませんでしたが、2年程度で500万画素以上の製品や手ブレ防止機能、一眼レフタイプの登場など製品性能が一気に跳ね上がった商品郡です。

担当した製品や担当以外の最新機器の変化や進化を見ながら販売・販促しているうちに、MDの一部である「商品の企画・開発」を自分の手で実践したくなり、メーカーへ転職することを決意しました。

量販店店員が転職する場合、販売経験から様々な業種の営業部門へ転職する事が多いのですが、コンシューマー向けメーカーでは営業は商品開発には携われないと言う情報があったので業界選びに悩んでいました。

そんな時に「製品を理解して販売することができる人が欲しい」と言っている人がいる。その会社の面接を受けてみないか?と、知人からの紹介でコスモテックスを知りました。その後の面接で、日本で数社もない製品を開発・販売している会社であると知り、産業系の製品であれば製品開発に携われるかも?と思いました。

営業部の仕事は、自社製品を売り込むことと受注業務、顧客に関連する情報の収集です。

売り込み手段は色々あり、訪問営業、製品プレゼン・カタログの作成・提案、展示会の企画・設営、WEBサイト更新など、様々なツールを活用・自作して製品の特長を伝え、受注に繋げていきます。

製品開発の面では、顧客や業界情報を使って新たな製品企画・開発のプロジェクト立ち上げを行います。社内プロジェクト会議や顧客との打合せを重ねて開発メンバーとともに製品開発を行っていきます。

家電量販店時代は開店前・閉店後の仕事もあり一日の勤務時間が長く、平日休みで土日がありません。シフト制ではありましたが決まった定休という物がなかったので、現職の「定時で帰る・土日休み」に暫く慣れず、特に17:30に帰って良いのか悩んだのを覚えています。

あと、量販店から産業界だと製品特性が違いすぎて大変でしょう、とよく言われましたが、個人的には製品特長を把握して説明する点で共通していたのか、あまり気になりませんでした。

自分たちの顧客層に対して、売れる製品の仕様はどういったものか、何をすればこの製品が売れるのか、顧客に受け入れてもらえる説明方法はなにか、などを考えて売り込みを実践していける事です。もちろん上手く行かないこともありますが、この機能表現を変えれば…や、こういった製品があれば…、と開発チームと協力して解決していく事もできるので、この過程が楽しいと思っています。

コスモテックスでは主にPCに装着する製品がメインで、関連会社に基板製造会社と自動化装置製造会社があります。入社2年目くらいで、展示会で商談した顧客の装置を、仕様提案から全体開発まで含めた案件を受注する機会があり、自動化装置に必要な製品計画から製品開発・製造、販促・訴求ポイントの製作と、関連会社を含めたプロジェクトとなりました。当時は自社製品が理解しきれておらず、多人数プロジェクトも未経験だったので、開発チームには負担ばかりかけていましたが、それでも開発チームを始めとしたプロジェクトメンバーがフォローしてくれて、受注まで持っていけたことです。

現在、とある顧客の開発担当者と協力して、より自動化装置の機能向上を見据えた製品開発を行っています。今後もこういった製品をどうしたら実現できるかを考え、開発チームと協力してより多くの製品を作っていこうと思っています。

私は勤務形態も取り扱う製品の質も形も違う業界から転職してきました。そんな状態でも開発や販売においてメンバーのフォローがありますので、思い描いた製品の開発に携わることができます。経験が無いから…と思い留まっている方はぜひ当社でものづくりにチャレンジしてほしいです。